峠(中) (新潮文庫) by 司馬 遼太郎ダウンロード無料

峠(中) (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2003/10/25

文学賞受賞作家, 直木賞受賞(26-50回)作家の本, 新潮文庫, 司馬 遼太郎


峠(中) (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2003/10/25の表紙

によって 司馬 遼太郎

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映画化決定! 2020年公開予定「峠・最後のサムライ」 出演:役所広司、松たか子、仲代達矢 監督・脚本:小泉堯史 幕府にも官軍にも与せず小藩の中正独立を守ろうとした男の信念! 旅から帰った河井継之助は、長岡藩に戻って重職に就き、洋式の新しい銃器を購入して富国強兵に努めるなど藩政改革に乗り出す。ちょうどそのとき、京から大政奉還の報せが届いた。家康の幕将だった牧野家の節を守るため上方に参りたいという藩主の意向を汲んだ河井は、そのお供をし、多数の藩士を従えて京へ向う。風雲急を告げるなか、一藩士だった彼は家老に抜擢されることになった。 本文より ともあれ、この慶応元年七月、継之助は外様吟味になった。 地方官である。地方といっても代々の藩領ではなく、あらたに藩領になった土地の裁判役というところであろう。 継之助を抜擢したのは、ちかごろお国帰りしている藩主牧野忠恭(ただゆき)であった。 家老たちが、 「さて、かの者はどうも過激で」 といって賛成しかねていたが、忠恭は、 「人間は温和だけが美徳というわけではあるまい」 といって押しきった。藩の人事を殿様みずからの声がかりでやるというのはまずめずらしい。 「あの男が、必要なのだ」(「信濃川」) 司馬遼太郎(1923-1996) 大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。"司馬史観"とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

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